助産所マタニティ・ハウス「ひまわり」

ヤマトタケルの命(ミコト)が白鳥となって飛び立ったとされる
「高い塚」がいくつも点在し
神様からの贈り物「神垣」という池があった
そんなノストラジックなこの地に、マタニティハウス・「ひまわり」はあります


こんにちは、所長の鈴木 照美です
徳島大学医学部付属助産婦学校を卒業後、
市立四日市病院、三重県津市の産婦人科、鈴鹿市の助産所で勤務。

平成10年に母乳・育児相談室「ひまわり」を開設し、主に自宅出産のお手伝いをしてきました。
平成14年9月、助産所マタニティハウスひまわりのオープンから間もなく20年を迎えます。
令和2年までに1200をこえる赤ちゃんたちがひまわりを巣立ちました。。

マタニティハウス・「ひまわり」では、
産めば産むほどまた産みたくなる出産。
お母さんたちを心身ともにあたたかく包み込むようなお産を目指しています。


生まれる

赤ちゃんが生まれ、その時に母が生まれます。そしてその母が、父性が生まれるのを手伝います。
助産師は、この三者がうまれるのをお手伝いする仕事です。
出産は、女性にとって再誕の時、生まれ変わりの時。
母となった女性は、わが子の成長とともに新たな世界が広がっていきます。

ひまわりのあれこれ

私らしくがいいお産

お産にはこうしなければならないという決まりはありません。よほど不向きなこと以外、ご希望に添えるようにしています。お産は十人十色。それぞれのドラマを大切にしてこそ、かけがえのない時間になるとひまわりは考えています。

じっくり関わる

妊婦健診は予約制で、妊婦さんとゆっくり関わることを大切にしています。妊娠生活の不安から始まり、食生活や過ごし方、たわいのない世間話など。次の健診が待ち遠しくなるような時間が過ごせるように努めています。

フリースタイルっていいじゃない?

ひまわりには分娩台がありません。ひと昔前、自宅分娩が主流だった頃には「産み綱」と言う天井からぶら下がった綱を握りしめて、しゃがんだポーズで産んでいたそうです。
どんな格好でもかまいません。その場になれば、体が自然に自分の楽な姿勢を取ろうとします。横むきでもだれかにしがみついても。

赤ちゃんといっしょ

産後すぐからおっぱいを吸わせ、母児同床をしています。いつも赤ちゃんがそばにいるというのはとても幸せな事ですし、母乳育児の成功にも繋がっていきます。
赤ちゃんと一緒。それが自然だと思いませんか?

自分のからだが愛おしく

助産所では、正常なお産しか取り扱うことができません。ああしたい、こうしたい。そう希望が出てきたところで、次に始めるのは身体づくりです。お産には登山をするのと同じくらい体力がいるのです。人間の体は取っても不思議。特に女性の身体は神秘的な力に満ちています。